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ホラー
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渋谷呪殺堂 渋谷呪殺堂
著/梅津裕一

発行日:2008年6月5日 本体価格:500円

 自殺した由佳の最後の手紙。そこには「一人の男を呪い殺してもらうよう、渋谷のある店に依頼してほしい」という内容の遺言が綴られていた。  自称地味な女子高生の加藤瞳は、手紙に添えられた地図を頼りに、不慣れな渋谷の街へと足を運ぶ。行き先はアンティーク・ショップ「寿刹堂」。由佳によれば、そこは裏で「呪殺堂」と呼ばれる、憎い相手を呪い殺してくれる店らしい。
 どうせ単なる都市伝説だろうと半信半疑の瞳だったが、地図が示す路地裏の一画に、その店はあった。実は、瞳には人が死んだ場所や怨念のこもった場所を見抜く霊感がある。その感覚が「ここは絶対によくない場所だ」と拒絶する。だが、死んだ友人の無念を晴らすためと、瞳は意を決して店内に足を踏み入れた。
「いらっしゃい」
 若者とも老人とも知れぬ低い嗄れ声。振り返ると、幽鬼じみた白髪に、仮面のような無表情、そして右目だけが青い虹彩異色症《ヘテロクロミア》の眼。そこには、一種異様な容貌と空気を持つ呪殺堂店主「水無月」がいた。水無月に底知れぬ禍々しさを感じつつも、しだいに彼の世界に引き込まれていく瞳。この男なら、本当に由佳の無念を晴らしてくれるかもしれない。そう思った瞳は、改めて水無月に呪殺を依頼する。呪いの本当の恐ろしさを、知りもせずに……。
 奇才・梅津裕一が「呪い」の真の恐怖を現代社会の闇からえぐる、異色の書き下ろしホラー!


快楽のモルモット 快楽のモルモット 上・中・下巻
著/梅津裕一

発行日:2008年2月7日(改訂版) 本体価格:300円

『そのコントローラーには「人間の行動を操作する機能」があります』
 そんなこと出来るわけないだろう? 今回の「治験」に参加した7人の男女は、みなそう思った。治験者の一人、真弓がコントローラーのボタンを押すまでは……。
 治験──それは開発途中の薬品のテストのことで、応募者は副作用などのリスクと引き換えに、高額の謝礼がもらえるという一種のアルバイトだ。しかし、会場が南の島などという治験などあるのだろうか? 全員の額には不気味な逆三角形のプレートがはりつけられていた。そして、人数ぶん用意されている謎の箱……。信じられないことに、主催者のオニオン製薬が言っていたことは本当だった。真弓がボタンを押した瞬間、それまで地味でおとなしかった鈴が狂ったように笑い、いきなり水着に着替えて泳ぎはじめたのだ!
 人間の行動をコントロールするなど人道に反している。だが、一位になったら賞金一億円。治験でなにを競うかはわからない。だが、それは人が道徳や理性を失うのに十分な金額だった。
 しだいに、疑心暗鬼を膨らましていく治験者達。もう誰も信じられない。そのとき、治験者の一人で元教師の斯波が突然キレた。一見、人のいいオバチャンふうのむつみがボタンを押したのだ。むつみはうっかり押したと言っていたが、本当にそうなのか。聞けば、押したのは「4」と「赤」。むつみは危険な女なのかもしれない。だが、優等生タイプの二郎が口にしたのは別のことだった。
「ノルアドレナリン……。だとすれば、さっきの鈴の行動は……ドーパミンか!」
 それらは、脳内で分泌される神経伝達物質の名前だった。ドーパミンは覚せい剤にも似た効果があるため、脳内麻薬といわれることもある。そう、治験者達に与えられたコントローラーは、いわば「脳内麻薬分泌装置」だったのだ。これがあれば、ほかの治験者を意のままに操れる……。嘘と欺瞞に満ちたサバイバルはすでにはじまっている。果たして、孤島に集められた七人の治験者たちの運命は?

 人の心の内に潜む劣情や狂気を、「快楽」をキーワードに鮮烈に描く! 奇才・梅津裕一が放つノンストップ・サバイバルホラー!


猫鳴村のダキニ 猫鳴村のダキニ 上・中・下巻
著/梅津裕一

発行日:2007年3月29日(上巻)4月5日(中・下巻) 本体価格:300円

 インターネット上に氾濫する様々な噂のひとつ、地図上にはない東北地方の山間部に存在するという廃村──「猫鳴村」。ネットの情報を頼りに、そこへ弘樹たち四人の大学生が足を踏み入れた。  この村には大量殺人や食人の習慣、旧陸軍の秘密基地が存在したとの噂があり、村に潜入したオカルト好きの若者が行方不明になって、生還した者もやがて狂死したという。こんなことは噂に尾ひれがついたものだろうと思っていた……。しかし、目前にそびえる黒い鳥居を前に、先ほどから弘樹は震えが止まらない。  廃屋の風呂場で見た天井にまで及ぶ赤黒い血とおぼしき飛沫、黒い何かの影、濃霧の中で見た巨大な藁人形──ここは尋常ではない。一刻も早く引き返さなくては……その時、遠くから人の悲鳴が聞こえる。声を頼りにたどり着いた木造校舎で、弘樹たちは心神喪失状態の若い男を発見する。男の髪は根元が白くなり、左手の指はすべて切断されていた。意味不明な言葉を無気味に口走るその男は、半狂乱の様相で校舎の外へ走り去ってしまう……しかし、男は一冊の古びたノートを落としていった。それは猫鳴村で生まれ育った人物によって書かれたこの村の回顧録だった。  それにはこの村で行われるある「儀式」について克明に記されているのだが……。そこから読み解けるのは、ある恐るべき行為であった。ノートを囲んで恐怖に沈黙する若者たち。その静寂を破ったのは「パン!」という渇いた銃声の音だった……!

安楽死館 前・後編
著/梅津裕一

発行日:2007年3月22日(前編)6月28日(後編) 本体価格:315円(税込み)

 高校生の新一が目覚めたのは「安楽死館」という名の洋館。屋敷には7種の自殺用装置が用意された部屋があり、招集された新一を含め7人の自殺志願者には、そこで7日以内に安らかに自殺する権利が与えられていた。そして7日過ぎても生存している人間には、むごたらしい苦痛に満ちた生が待っているという。  自殺用装置を使って一日に自殺できるのは一人だけ。そして、一日が経過するごとに、死の際の恐怖と苦痛は大きくなるらしい。彼らを待ち受ける恐怖の7日間とは……?

キオクシ
著/梅津裕一

発行日:2006年4月20日 本体価格:500円

「……いったいここはどこなんだ?」
気がつくとそこは廃虚だった。自分の名前から生い立ちまで、なぜか全てを思い出せない。やがて廃虚の中で「俺」と同じく、過去の記憶を一切なくした人たちと出会う。鍛え上げられた体をもつ巨漢のザトウ、秀才タイプのメガネ、繊細そうな美人のオジョウ、そして謎の少女……。
 連れ立って廃虚を探索するうちに、不意に異臭に気付く。それも肉の腐ったような臭い……。
 異臭の先にあったものは、スチールデスクにもたれ掛かるように静止している人間の死体だった。「キャー!!」絶叫するオジョウ。全身に蛆が湧き、強烈な腐臭を発している死体の口に紙が挟んであるのに気付いたのはザトウだった。「……なんだこりゃ」その紙には死体以上の強烈なメッセージがあった。
「キオクシの世界へようこそ/このたびは、当オニオン・コーポレーションの主催する多人数参加型ゲーム、「キオクシ」に参加して頂き、まことにありがとうございます。キオクシは、恐怖とサスペンスを味わうためのゲームです。あなたはゲームの途中、さまざまな困難と恐ろしい体験をいくつも経験することができるでしょう。さて、キオクシに参加した時点で、あなたがたの脳内からは特定の記憶が消されております。あなたがたは、ゲームの参加者のなかから、あなたたちの記憶を消した人物、すなわちキオクシを見つけ出さなければなりません。キオクシはあなたの敵です。キオクシを見つけだすことが、このゲームの目的です。この哀れな死体のようになりたくなければ、くれぐれも仲間の行動には注意することです……」
 記憶を失った「俺」はこの世界から無事に抜け出すことができるのか? そして「キオクシ」とはいったい?
 鬼才・梅津裕一が描く戦慄の超感覚ダークホラー!


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